
企業SNSのキャンペーン告知投稿の作り方|応募が集まる構成と例文
上司から「フォロワーを増やすために、プレゼント企画をやってみよう」と言われた。 企画そのものは決まったけれど、いざ告知の投稿文を書こうとすると、手が止まってしまう。
何を、どの順番で書けばいいのか。 どう書けば「応募しよう」と思ってもらえるのか。 うっかり書き方を間違えて、あとで問題にならないか。
ひとりで運用していると、こういう「これで合ってるのかな」を相談できる相手がいませんよね。せっかくの企画なのに、告知でつまずくのはもったいない。
でも大丈夫です。キャンペーンの告知投稿は、実は「型」がほぼ決まっています。ゼロから文章をひねり出す必要はありません。今日は、その型と例文を一緒に組み立てていきましょう。
結論:応募が集まる告知投稿は、次の4つを最初の2〜3行ではっきり伝えるのが基本です。
① 何がもらえるか(プレゼントの中身・当選人数)
② 応募方法(フォロー+リポスト、など、やることを1〜2手で)
③ 締切(いつまでか)
④ 注意点・応募条件(対象者や当選連絡の方法など)
この4つが最初に見えれば、読んだ人は「自分にもできそう」とすぐ判断できます。逆に、企画の背景説明から始めると、肝心の「もらえるもの」まで読まずに離脱されがちです。まず結論から、が合言葉です。
なぜ「企画」より「告知文」で結果が変わるのか
キャンペーンがうまくいかないとき、原因は企画の中身ではなく、告知文にあることが少なくありません。
タイムラインは、ものすごい速さで流れていきます。読む人は、投稿をじっくり読んではくれません。最初の数秒で「自分に関係ありそうか」を判断して、関係なさそうならスッと通り過ぎます。
だから、告知投稿でよくあるつまずきは、だいたいこの2つです。
- もらえるものが、すぐに分からない:企画の意図や商品の説明が長く、「で、何がもらえるの?」に早くたどり着けない。
- 応募方法が、複雑で面倒に見える:やることが多かったり、条件が細かかったりして、「めんどくさそう」と感じて離脱される。
人は「得られるもの」が分かって、しかも「手間が少ない」と感じたときに動きます。告知投稿の役目は、この2つを最短で伝えることです。文章のうまさより、分かりやすさが効きます。
具体例:ひとつの企画でも、告知文でこう変わる
同じ「フォロー&リポストでプレゼント」企画でも、書き方でずいぶん印象が変わります。
届きにくい例:
いつも当アカウントをご覧いただきありがとうございます。このたび日ごろの感謝を込めて、ささやかではございますがキャンペーンを実施する運びとなりました。詳細は以下をご覧ください。対象商品は……
感謝の気持ちは大切ですが、これだと「何がもらえるか」が最後まで出てきません。読む人は途中で離れてしまいます。
届きやすい例:
🎁【フォロー&リポストで当たる】
[商品名]を 10名様 にプレゼント!
▼応募方法(かんたん2ステップ)
① このアカウントをフォロー
② この投稿をリポスト
▼締切:7月20日(月)23:59まで
▼当選連絡:当選者にのみDMでご連絡します
※詳しい応募条件はプロフィールのリンクから
最初の2行で「何が・何名に当たるか」が分かり、次に「やることは2つだけ」と伝わります。締切と当選連絡の方法まで一目で分かるので、読んだ人は迷いません。
感謝の言葉を入れたいときは、この基本情報のあとに添えれば大丈夫です。順番を変えるだけで、伝わり方は大きく変わります。

明日やること:4ステップで告知文を組み立てる
告知文は、一度に完成させようとしなくて大丈夫です。次の順番で、ひとつずつ埋めていきましょう。
- 「何がもらえるか」を1行で書く:商品名と当選人数だけ。まずここを冒頭に置きます。
- 応募方法を1〜2手にしぼる:「フォロー&リポスト」など、やることを箇条書きで。手数は少ないほど応募は増えます。
- 締切と当選連絡の方法を書く:「いつまで」「どう連絡が来るか」。ここが不明だと不安で応募をためらわれます。
- 応募条件・注意点を最後に添える:対象者(例:日本国内在住の方)や、当選連絡を装った詐欺への注意など。細かい規約はプロフィールのリンク先にまとめ、投稿本文はすっきり保ちます。
この順で並べるだけで、告知投稿の骨組みは完成です。装飾やあいさつは、そのあとで足したいぶんだけ足せば十分です。
投稿ボタンを押す前に:景品表示法とステマ規制の確認
キャンペーンは楽しい企画ですが、プレゼントや「拡散のお願い」がからむぶん、投稿前に一度だけ確認しておきたい点があります。責めるためではなく、あなたと会社を守るための確認です。
- 景品の金額には、ルールがある場合があります:商品購入や来店を「応募の条件」にする懸賞(一般懸賞)は、景品表示法で景品の金額に上限の定めがあります。一方、購入を条件にしない「オープン懸賞」(フォロー&リポストのみ等)は、景品額の上限規制の対象外とされています。高額な景品を出す企画や、購入を条件にする企画では、金額の扱いを事前に確認しておくと安心です。具体的な基準は変わることがあるため、消費者庁の景品表示法のページなど一次情報で確認してください。
- 「PR」だと分かるようにする(ステマ規制):2023年10月から、広告なのに広告だと分からない表示(ステルスマーケティング)は景品表示法違反です。当選者や協力者に自社商品の投稿をお願いする場合、それが依頼にもとづくものなら「#PR」などの表記が必要になることがあります。表記の考え方はこちらで整理しています。→ 企業SNSのPR表記ルール|ステマ規制で迷わない書き方と例文
- 各SNSの規約も確認する:プラットフォームによっては、キャンペーンの実施方法に独自のガイドラインがあります。「複数アカウントでの応募を促さない」などの基本ルールは、各SNSの公式ヘルプで確認しておきましょう。
数字や金額の話が出ると身構えてしまいますが、多くの企画は「購入不要のオープン懸賞+依頼投稿にはPR表記」を押さえれば、大きく外すことは少ないはずです。不安なときは、社内の広報・法務にも一声かけておくと、より安心して進められます。
キャンペーン告知投稿 チェックリスト
投稿前に、ここだけ見ておけば大丈夫です。
- 最初の2〜3行で「何が・何名にもらえるか」が分かるか
- 応募方法は1〜2手のシンプルな形になっているか
- 締切(日付・時刻)が明記されているか
- 当選連絡の方法(DMなど)を書いたか
- 応募条件・対象者を書いたか(詳細はリンク先でも可)
- 購入を条件にする企画なら、景品額のルールを確認したか
- 協力者・当選者への投稿依頼がある場合、PR表記の要否を確認したか
- 「当選連絡を装った詐欺DM」への注意を一言添えたか
- 締切後の当選連絡・発送の段取りまで、自分の中で決めてあるか
全部にチェックがつかなくても、焦らなくて大丈夫です。まずは「もらえるもの・応募方法・締切」の3つがはっきりしていれば、告知投稿としては十分に成立します。
キャンペーンの目的がフォロワーを増やすことなら、企画のあとに数字がどう動いたかも、ぜひ見てみてください。到達したい目標から逆算する試算も、気持ちの整理に役立ちます。 → 目標フォロワー到達 試算(現在数と月の純増から到達月数を計算)

キャンペーンの告知は、文章のうまさで勝負するものではありません。 もらえるもの、やること、締切。この3つを、読んだ人がすっと分かる順番に並べる。それだけで、応募はぐっとしやすくなります。
最初は完璧を目指さなくて大丈夫です。今日は、冒頭の1行に「何が・何名にもらえるか」を置いてみる。その小さな並べ替えから、次のキャンペーンはきっと少し楽になります。
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企業SNS運用の実務ヒントを、メールでも少しずつお届けしています。ひとりで抱え込まず、続けられる運用を一緒に作っていきましょう。